ダヴィンチの最後の晩餐 [イタリア]
さあ、この角を曲がったらミラノツアーの待ち合わせ場所です。
はい。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会到着~♪
かの有名なレオナルド・ダヴィンチの『最後の晩餐』の壁画がある教会です。
ミラノに立ち寄ったのはこれを見るためと言っても過言ではありません。
ツアー開始まで結構待ちました。
チケットが配られました。ネットでも個人予約出来るのですが、観光シーズンは
一般予約ではなかなか手に入りません。
結局チケット代の何倍もするこのツアーを予約することになりました。
さあ、中に入ります♪
びっしりツアーが分刻みで入っているので、絵画のある部屋へ入る前に更に待たされました。
(この建物は、当時は修道院の食堂として使われていた部屋だそうです)
中に入ってびっくり。想像以上に暗かったです。多分壁画を守るためだと思います。
フラッシュをたかなければ撮影OK。太っ腹です♪ 嬉しすぎます
何度撮っても、イエス様の辺りが白くなってしまいます。
アップにした方が良く写ってます。
15世紀の終わりに完成したこの絵画。何度も修復されているとはいえ、やはり表面は
ゴツゴツしていて、かなり悪い状態なのが素人目にもわかります。
現存するダヴィンチの作品の中で最も状態の悪い絵だそうです。
最初は分からなかったのですが、ツアー中に話を聞いているうちに今回の案内役の人は
どこかの芸術関係の学校の先生だということが分かりました。特にダヴィンチを専門に
しているらしく、とっても熱心に説明してくれました。
ただ、結構イタリア訛りだったので所々理解しにくくて大変でした
絵の前には、絵画の概要と共に絵の中のイエスと弟子の名が記載されたものも↓
最後の晩餐の横側。
そして、こちらが反対側。
ミラノの画家、ジョバンニ・ドナート・ダ・モントルファーノの
『クルースィフィクション』(=はりつけ)
この教会は、第二次世界大戦時に空襲に遭っているのですが、この壁画だけ奇跡的に
破壊されずに済んだそうです。
ミラノはフィレンツェやローマに比べると、過去の戦争被害が多かったそうです。
世界大戦以前にもローマ時代の遺跡は他国との紛争や内戦で破壊されていたということで、
歴史的な財産が他都市と比べると少ないです。
戦争を生き残った名画。そういう意味でも、モナリザ以上に感動した私でした。