サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂 [イタリア]
カンポ・デイ・フラーリ広場の近くまでやって来ました。
この広場の前にあるのが、サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂。
わざわざ目指した訳では無く、偶然に街を練り歩いてたどり着いた観光スポットでしたが、
幸いにもこちらの教会、美術作品の宝庫でした。
ティツィアーノの名画があるので、絵画好きな方には特にオススメしたい教会です。
入場料は3ユーロ。しかも並ばずに入れ、空いていました。
教会中央の聖歌隊席の手前、入り口部分にはには大理石の彫刻、上にはキリスト十字架像。
これが、木製聖歌隊席。
ルネサンス期の木製聖歌隊席で当時のまま現存するのは
ベネチアではここだけです。
保存状態も良く、感動しました♪
絶対に見逃せないのが、ティツィアーノの名画『聖母被昇天』。
ティツィアーノのもう一つの作品
ドナテッロの『洗礼者ヨハネ』
又、この教会には多くの著名人が埋葬されています。
これは、ティツィアーノの廟墓。
このカラーラ大理石の墓碑は彫刻家のカノーヴァのもの。
バルトロメオ・ヴィヴァリーニの『玉座の聖マルコ』
同じくヴィヴァリーニの『聖母子と聖人たち』
肝心のベッリーニの『聖母と諸聖人』。。。撮り忘れていました。大失態。
他にも色々撮っています。
手前の鉄柵が邪魔で見えにくい
ヴィヴァリーニ『聖アンブロジウスと諸聖人』
パルマ・イル・ジョバンヌ
『アレッサンドリアの聖カテリーナの殉教』
ジョバンニ・ペサロ提督(就任期間1658-59年)の墓碑
こちらも墓碑のようでした。
テラコッタ彫刻に金の装飾が施されている作品
ヴェネツィアーノ 英語では"Madonna with Child, Saints and Doge"
聖母子、聖人と提督という意味でしょうか。
木製の美しい彫刻が施されたケースに入った時計も展示されていました。
17世紀のものだそうです。
ガラスケース内に展示されていたので、ちょっと反射して見づらいですね。
彫刻を施したのはフランチェスコ・ピアンタ。
素材はチェリーウッド(桜の木)です。
バロック調の大理石彫刻。金の装飾がとても華やかな祭壇です。
教会のサイトの説明だと。。。キリストの血が入ったアンプルが納められていると
なっています。知らないで見学してました。
ヨーロッパは教会でも写真が撮影出来るのは良いですね。
by ma2ma2 (2019-10-07 08:59)
宗教画は主題や背景の知見がないと楽しめないから教養が問われますよね~こうした作品をサラッと解説できるなんてかっこいなぁ(キリスト教系大学を出てもからっきしのキリスト教音痴です)
by 青い森のヨッチン (2019-10-07 09:35)
ma2ma2さん
ミサなどの邪魔さえしなければ
撮影可能なところばかりなので有難いです♪
by Lanai (2019-10-07 11:18)
青い森のヨッチンさん
キリスト教は子供の頃から身近な存在でしたが、
お恥ずかしながら、美術に関しては印象派一点張りで
正直宗教画や中世絵画は詳しくないのです。。。
こちらの聖堂のホームページ(英語版)
を参考にさせていただいています。
https://www.basilicadeifrari.it/en/
by Lanai (2019-10-07 11:29)